利益相反の罠!? 何が相手の利益になるかを考えよう

コラム

ブログ記事を書くとき、僕はいつも同じテーマの記事を探して読んでいます。いわゆる競合調査ですね。

「資産形成への道」第2話を書くタイミングで「固定費」に関する記事を探していたところ、金融機関が発信している記事が多いことに気づきました。お金に関する情報なので当然といえば当然ですが、その中で気になる記事を見つけました。

あるクレジットカード会社が掲載していた 「固定費の節約」 に関する記事です。読んでみると、基本的には僕の考え方と一致していて、「僕の発信も誰かの役に立つかもしれない」と自信を持てる内容でした。

しかし、読み進めていくと 衝撃的な一文 に出会ったのです。

「手数料はかかりますが、クレジットカードなら、後から分割払いやリボ払いに変更し、負担を分散することもできます。出費が予想外に増えてしまい、引き落としが足りないときにも役立てられるでしょう。」

どう感じますか?

「別に普通のことじゃない?」「何が問題なの?」と思った人は要注意です。

カード会社の利益はどこから生まれるのか、意識したことはありますか? 僕たちユーザーが賢くなるほど、カード会社の利益は減ります。逆に言えば、一回払い以外の機能(分割払いやリボ払いなど)を利用するほど、カード会社は儲かる という構図になっています。

これこそが 利益相反の関係 です。

情報の発信元と自分が利益相反の関係にある場合、必ずどこかに「罠」が潜んでいる もの。だからこそ、情報を鵜呑みにせず、発信者の意図を見極めることが大切だと改めて感じた出来事でした。

  • 銀行の窓口(投資商品や保険商品の購入)
  • 対面の証券会社
  • 保険の営業マン

全員悪人だ!!なんて言うつもりは毛頭ありませんが、利益相反の関係性にあると言う現実だけは動かせない事実ですので、しっかりと心に留めておきましょう!

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