今からでも間に合う!40代後半からの資産形成、最初の5ステップ

基礎知識向上委員会

はじめに

「気づけばもうすぐ50歳。でも、老後のことはまだ漠然としている…」
そんなふうに感じていませんか?

子育てや住宅ローンに追われ、気づけば自分の老後資金の準備は手つかず。けれど安心してください。資産形成は、何歳から始めても“遅すぎる”ということはありません。今からでも、正しいステップで積み上げれば、将来への備えは十分に間に合います。

この記事では、40代後半からでも実現できる資産形成の「最初の5ステップ」をご紹介します。


1|家計の全体像を「見える化」する

最初にやるべきことは、自分のお金の流れを“見える化”することです。
収入、支出、資産、負債…なんとなくは分かっていても、紙やアプリで「見える」状態になっている人は意外と少ないんです。僕も実際そうでした!

✔︎ 使えるツール

  • Money Forward ME(家計簿アプリ)
  • Zaim(レシート読み取りが簡単)
  • スプレッドシート(Google Sheetsなどで無料で作成可)

家計を見える化するだけで、「こんなに無駄な支出が?」という気づきが生まれ、節約よりも先に“整理”ができます。


2|老後に必要なお金をざっくり計算してみる

資産形成を始めるには、まず「ゴール」が必要です。
そのゴールとなるのが、老後に必要なお金の総額です。

老後資金のざっくり計算式

(毎月の生活費 × 12ヶ月 × 退職後の年数)- 年金見込額

たとえば、月20万円 × 12ヶ月 × 25年(65歳〜90歳)=6,000万円
そこから公的年金(例:夫婦で年250万円×25年=6,250万円)を引くと…

意外と「それほど大きく足りてないわけではないかも?」と気づくこともあります。
まずはねんきんネットで年金見込額をチェックしてみましょう。


3|固定費を見直して“種銭”を作る

投資や貯金を始める前に、まずは「資産形成の原資(=種銭)」を作りましょう。
最も効率的なのは、固定費の見直しです。

見直すべき固定費の例

  • 保険料(今まで通りの保障は本当に必要?)
  • 携帯料金(格安SIMに変えるだけで年間数万円節約)
  • サブスク(使ってないのに契約しっぱなしになっていませんか?)
  • クレジットカードの年会費(使わないクレカは解約しましょう)

節約=我慢、ではなく「仕組みの整理」がポイントです。
当たり前のことですが、毎月1万円浮けば、年間12万円。5年で60万円の資産額の増加が見込めます。


4|「新NISA」で投資をスタート

「貯金じゃ増えない」と言われても、いきなり株を買うのは怖い…という方におすすめなのが、新NISAでの積立投資です。

NISAは、少額から始められ、利益に税金がかからない制度です。
特につみたて投資枠で購入できる商品は、金融庁によりある程度優良な投資信託に限定されていますので、大きく失敗する可能性は低いです。

たとえば…

  • 毎月20,000円を10年間積み立て(年利5%想定)→ 約310万円
  • 同じ金額を貯金だけで積立てた場合 → 240万円(利息ほぼゼロ)

少しずつ「増えるお金」を体感できると、投資への不安が減っていきます。
もちろんリスク資産ですから、一時的には増えたり減ったりします。それでも優良なインデックスファンドを15年〜20年程度、「持ち続ける」ことで、平均では年利5%程度の資産拡大は十分見込めます。


5|「人生の優先順位」を再点検する

資産形成は“お金”だけでなく、人生の設計そのものと関わっています。
40代後半は、以下のような選択を迫られる時期でもあります。

  • 子どもの教育資金の支出
  • 親の介護
  • 住宅ローンの繰上げ返済 or 資産運用
  • 会社に居続ける or 副業・転職・早期退職

これらはすべてお金が関わります。だからこそ、何にお金を使い、何を削るのかを明確にしましょう。自分自身と向き合うことが、結果的に“迷わないお金の使い方”につながります。


まとめ

40代後半からでも、資産形成は「間に合います」。
むしろ、子育てや住宅ローンが一段落しつつある今こそ、“お金の土台”を作る最高のタイミングです。

まずは以下の5つを実行してみてください👇

  1. 家計を見える化
  2. 老後必要資金を計算
  3. 固定費を見直す
  4. つみたてNISAで投資スタート
  5. 人生の優先順位を再点検

ざっくりと最初の5ステップについて紹介しました。
それぞれ具体的な「やり方」についても記事にしていきますので、参考にしてみてください。

未来の自分を安心させるために、今日から一歩ずつ始めていきましょう。

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