99%がゴミ?投資信託バトル S&P 500編(3)

こんにちは、飛雄です。

ここまで、

・同じS&P500でもリターンに差が出る
・その差は長期で無視できない

という話をしてきました。

前回までの記事はこちら
S&P500インデックスファンドやっぱりeMAXIS Slimが最強!?
同じS&P500でもこれだけの差が生まれる

ここまで読んで、

「差があるのは分かったけど、結局どうすればいいのか分からない」

と感じている方も多いと思います。

では結局、

「どれを選べばいいのか?」

ここを整理していきます。

目次

結論:選ぶ基準はシンプル

結論から言うと、
選ぶ基準はそこまで多くありません。

重要なのはこの3つです。

・信託報酬(コスト)
・純資産総額
・運用の安定性(トラッキングエラー)

この3つを押さえるだけで、
選択肢はかなり絞られます。


① 信託報酬(最重要)

まず最も重要なのがコストです。

これは第2話でも見た通り、

小さな差でも長期では無視できない差になる

からです。

そしてここで重要なのは、

“今”のコストだけで判断しないこと

です。

過去には、

・後から引き下げられる
・キャンペーンで一時的に安くなる

といったケースもあります。

そのため、

継続的に低コストを維持しているか

という視点が重要になります。


② 純資産総額

次に見るべきは純資産総額です。

これは単なる人気指標ではなく、

運用の安定性に直結する要素

です。

純資産が大きいファンドは、

・繰上償還のリスクが低い
・コスト低減が続きやすい
・運用が安定しやすい

といったメリットがあります。

逆に小さいファンドは、

将来的に統合・終了される可能性もあります。

長期投資を前提にするなら、
ここは軽視できません。


③ トラッキングエラー

最後に見るのが運用の安定性です。

ここで言う安定性は、

指数との差(ズレ)の度合い

です。

どれだけ低コストでも、
指数にしっかり連動できていなければ意味がありません。

実際のリターンを見て、

ちゃんと指数に近い動きをしているか

ここを確認するのが重要です。

ここで一つ補足しておきます。

トラッキングエラーは本来、数値として確認することもできますが、
実際には個人投資家が正確に把握するのは簡単ではありません。

そこで一つの目安になるのが、純資産総額です。

設定されたばかりで純資産が小さいファンドは、
売買の効率が悪くなりやすく、結果としてトラッキングエラーが発生しやすい傾向があります。

逆に、純資産総額が大きいファンドは、

・売買がスムーズに行える
・コスト効率が良い
・指数とのズレが小さくなりやすい

といった特徴があります。

つまり、

純資産総額が大きいファンドを選ぶこと自体が、トラッキングエラーの回避につながる

ということです。


よくある間違い

ここで、よくあるパターンを整理しておきます。


❌「なんとなく有名だから選ぶ」

知名度だけで選ぶと、
中身を見ないまま判断することになります。

結果として、

無駄なコストを払い続ける可能性

があります。


❌「とりあえず分散して持つ」

S&P500はすでに分散された指数です。

同じ指数のファンドを複数持っても、

実質的には同じものを重複しているだけ

分散効果は変わりません。


❌「後から考えればいい」

これもよくありますが、

後からの修正はコストがかかる

という問題があります。

・税金
・売却タイミング
・NISA枠

こういった制約があるため、

最初の選択は思っている以上に重要です。

❌「ランキングやおすすめだけで決める」

ランキング記事や比較サイトは参考になりますが、
そのまま鵜呑みにするのは危険です。

評価基準が自分と一致しているとは限らず、

・短期の成績
・キャンペーン要素
・主観的な評価

に引っ張られている場合もあります。

最終的には、

自分の判断基準で選べているか

が重要になります。


では具体的にどれか

ここまでを踏まえると、

選択肢はかなり絞られます。

現時点であれば、

・eMAXIS Slim
・楽天・プラス

このあたりが有力です。

どちらを選んでも、
大きく外すことはありません。

ここで迷う方もいると思いますが、
この2つであれば、正直どちらを選んでも問題ありません。

重要なのは、

“選んだあとに迷わないこと”

です。

途中で「やっぱりこっちの方が良かったのでは」と考え始めると、

・乗り換えを検討する
・無駄なコストが発生する
・判断がブレる

といった状態になりやすくなります。

今回の基準で選んだのであれば、

その時点で十分に合理的な選択ができている

と考えて問題ありません。


この選択の本質

ここで一つ、重要な視点があります。

それは、

「正解を当てるゲームではない」

ということです。

インデックス投資において重要なのは、

・最適解を探し続けること
ではなく、
・合理的な選択をして続けること

です。

そして今回の基準は、

その“合理性”を担保するためのフィルター

です。


より簡潔に2本だけを知りたい方は、まとめ記事もご覧ください。
NISAの「S&P500」、迷ったらこの2本でOK【実質コスト比較】

まとめ

今回の内容を整理すると、

・判断基準は3つで十分
・最重要はコスト
・純資産と実績で補強する

という話でした。

インデックス投資の大原則は
長期・分散・低コストです。

ここまで理解できれば、

選択に迷う必要はほとんどありません

迷いが減るということは、
その分だけ“続ける力”にエネルギーを使えるということでもあります。


最後に

インデックス投資は、

シンプルであるほど強い投資です。

だからこそ、

・余計な選択を増やさない
・判断基準を持つ

この2つが重要になります。

選ぶことに時間を使いすぎるより、
選んだあとに続けることの方がはるかに重要です。

ここまでの3記事で、

「差がある → 差は広がる → だから選ぶ」

という流れは整理できたと思います。

投資で結果が分かれるポイントは、
意外と多くありません。

その中でも、

最初の選択は数少ない“差がつくポイント”です。

だからこそ、ここで余計な迷いを残さないことが重要になります。

あとは、

シンプルに実行するだけです。

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【免責事項】
本記事は筆者の個人的な見解・実体験にもとづく情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。特定の金融商品・サービスの購入を推奨するものではありません。
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この記事を書いた人

40代から資産形成に本気で取組み
1年で純資産1000万円増を達成。
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