やりたいことがたくさんあるのに、何から手をつければいいか迷うことってありますよね?
そんなとき、皆さんはどうしていますか?
僕は 「重要度・緊急度マトリクス」 を使って、やるべきことを振り分け、まずは優先順位をつけるようにしています。
このフレームワークはビジネスの場ではよく使われていますが、「仕事では意識するけど、プライベートでは意識していなかった」 という人もいるのではないでしょうか?
今回は僕が資産形成を始めたばかりのころ、 「何から手をつけるべきか?」 をどう考えたのかを紹介しながら、優先順位づけの大切さとその具体的な方法をお伝えしていきます!
第2話 何から手をつけよう? 優先順位って大事
※物語調の部分には脚色・誇張を含みます。
そのYouTubeチャンネルでは、お金に関するあらゆる情報が網羅的に発信されていた。
家計管理・資産運用・副業・節税・不動産投資……。
「何から手をつければいいんだ……?」
これが、見始めて10日目の正直な気持ちだった。
そもそも「資産形成について勉強しよう」と思ったとき、僕の中では 「=投資について勉強しよう」 という意味だった。
今思えば、なんて浅はかだったことか……!
再生リストの中から「投資」に関連する動画を優先的に見ていったものの、 ある程度の入金力がなければ投資の効果は薄い ことを知る。
つまり、投資を始める前に、まずは支出を減らし、収入を増やすことが重要 だったのだ。
「なるほど……確かにそうだ!」
と強く共感すると同時に、僕は焦りを感じた。
「投資について学ぼう」と意気込んでいたのに、まさかの準備不足……!
でも、ここで「サラリーマンとして鍛えたロジカル思考」を発揮しないでどうする!
まずは、 「自分にとっての優先順位」 を整理することにした。
結果、
・家計管理の最優先は「固定費の見直し」
・資産運用の最優先は「NISA口座の移管」
この2つに的を絞ることに決めた。
優先課題① NISA口座の移管
実は、僕はある理由から 大手証券会社 でNISA口座を開設してしまっていた。
しかし、YouTubeの情報を見て、
「年内に手続きすれば、2025年の積立分からはネット証券の方が良さそうだ!」
という知識を得る。
「マズい、早めに動かないと……!」
勉強不足を自覚しつつも、「年を越して後悔したくない!」 という思いから、NISA口座の移管を 最優先タスク に設定した。
優先課題② 固定費の見直し
家計管理は、正直なところ 妻、仁花に丸投げ状態 だった。
そのため、まずは 「現在の固定費がどれだけかかっているのか?」 を把握することからスタート。
世帯としての資産状況も確認する必要があった。
そこで、固定費の見直しの中でも 最も効果が大きい と判断した 「民間保険の見直し」 から着手することに。
最初にやったのは、保険の担当営業マンへの アポ取り だった。
実際に支出を抑えるためには、
・家族全員分の「必要な保険」を見極めること
・その結果について妻と合意形成を取ること
この 2つのステップ が必要不可欠だった。
今まで面倒なことを全力で回避してきた僕に対する 仁花の信頼感はゼロ(笑)。
だからこそ、「期限を決めてやる!」 と自分にコミットしたのだった。
検討開始から営業マンとのミーティングまでの 2週間の心理状態の変化 は、
自分のことながら非常に興味深かったが……それはまたの機会に。
第2話 完
優先順位づけの重要性
ここからは、実際に 優先順位をどう決めればいいのか を具体的に紹介していきます。
僕みたいに、興味を持ったものに 2か月以上、可処分時間のほぼすべて を捧げる人は稀かもしれません(笑)。
でも今の時代、求めればすぐに情報が手に入る からこそ、情報過多で 「何をすればいいのか分からなくなる」 人も多いのではないでしょうか?
経済学では 「選択肢は多ければ多いほど良い」 とされますが、行動経済学では 「選択肢が多すぎると、人は判断できなくなる」 というのが常識です。
そこで重要になるのが、優先順位づけ です。
優先順位の決め方(実践編)
- やるべきことをすべて書き出す
- 具体的な行動レベルに落とし込む
- 「緊急度」と「重要度」で4つのマスに分類する
- 深く考えず 直感で振り分けてOK!
- 「緊急度・重要度が高いもの」から手をつける
- 迷ったら 「重要度の高いもの」 を優先
僕の例でやってみると……
《やるべきこと一覧》
✅ 支出の把握・改善策の検討(固定費の見直し)
✅ NISA口座の移管
✅ 購入銘柄の決定
✅ 収入増手段の検討
✅ 現在資産の把握
✅ 将来目標の設定

さらに 「固定費の見直し」 を具体的に分解すると……
《固定費の見直しタスク》
✅ 保険契約の洗い出し(生命保険・医療保険・車の保険)
✅ 保険の必要性を精査
✅ 通信費の確認(携帯・インターネット)
✅ 住居費の確認(ローン・家賃・固定資産税)
✅ 冴子への仕送り額の確認
✅ サブスクの洗い出し
✅ クレジットカードの年会費確認

こうやって整理すると 「何をいつやるべきか?」 が明確になりますよ!
まとめ
こうして、僕は重要度・緊急度マトリクスを使って 最優先でやるべきことを2つ決定 しました。
ただ、他にも 携帯代や通信回線の見直し など、すぐには着手しないけど準備は進めるタスクも並行してスタートさせています。
優先順位づけに関するフレームワークは、今回紹介したものの他にも、
- ICEスコアリングモデル
- Value vs.Effortマトリクス
- マッキンゼーの優先順位付けアプローチ
- ボストンコンサルティングの優先順位付けアプローチ
などがあります。重要度・緊急度マトリクスは「なんか合わないなー」と感じたら、色々試してみてください。きっと、 資産形成以外でも活用できる と思います。
「何をやるか」だけでなく 「何をやらないか」 を決めることも、成功のカギです!
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