こんにちは、飛雄です。
ここまでで、
収入は「構造」によって大きく左右されること。
そして、「選択」が未来を変えることをお伝えしてきました。
では、その選択をするときに、
何を基準に判断すればいいのでしょうか。
僕はこう考えています。
人的資本を高めることにつながるかどうか。
これを判断軸にするべきです。
僕はこう考えています。
人的資本を高める選択をしているかどうかで、未来は決まる。
人的資本は「戦略」で伸ばすもの
多くの人は、
「頑張ればなんとかなる」と考えます。
これは半分正しくて、半分間違っています。
確かに努力は重要です。
ですが、
方向を間違えた努力は、リターンを生みません。
どれだけ時間を使っても、
どれだけ一生懸命取り組んでも、
市場で価値が認められなければ、
収入にはつながらないからです。
つまり、
人的資本は「努力量」ではなく、
戦略によって伸ばすものです。

やってはいけない自己投資
自己投資のフリをした浪費
ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。
それは、
リターンを想定しない自己投資は、ただの浪費であるということです。
もちろん、浪費そのものが悪いわけではありません。
自分で浪費だと理解したうえで、
予算の範囲内で楽しむ分には問題ありません。
問題なのは、
「これは将来のためになる」と思い込みながら、
実際には収入につながらないことに時間やお金を使ってしまうことです。
たとえば、
なんとなく取る資格
目的が曖昧な勉強
収入との接続がない経験
こういったものは、
一見すると前向きな行動に見えて、
実際には人的資本をほとんど押し上げません。
短期ではなく長期で判断する
そしてもう一つ、重要な視点があります。
短期的なリターンだけで判断しないことです。
たとえば、
残業を増やせば、
今月の収入は増えるかもしれません。
でもそれが、
自分のスキルや市場価値の向上につながらないのであれば、
長期的には大きなリターンを生みません。
逆に、
すぐに収入が増えなくても、
将来的に収入につながる形で
自分の価値を高められているのであれば、
それは立派な投資です。
お金だけでなく、
時間もまた、最も重要な資源です。
だからこそ、
目先の収入ではなく、
長期的に見て人的資本を高める行動になっているか。
この視点で、
時間とお金の使い方を判断する必要があります。
人的資本を高める3つのルート
では、具体的にどうすればいいのか。
会社員が人的資本を高める方法は、大きく分けて3つあります。
① 今の会社で高める(昇進・スキル蓄積)
② 転職で環境を変える(市場価値の再評価)
③ 副業で別軸を持つ(収入源の分散)
まず一つ目は、
今の会社の中で人的資本を高めていく方法です。
ここで重要なのは、
会社や業界の成長性そのものだけでなく、
その会社内で自分の人的資本に上昇余地があるかどうかです。
たとえ業界全体の成長が緩やかであっても、
社内での昇進や、
より価値の高い業務を任されることで、
収入や市場価値を高めていくことは可能です。
一方で、
社内での上昇余地が限られている場合や、
評価制度に明確な限界がある場合は、
転職によって環境を変える方が合理的なケースもあります。
自分の上司や、さらにその上の上司を見てみてください。
「ああなりたい」と思える人はいるでしょうか。
もし見当たらないのであれば、
その環境に自分の時間というリソースを投じ続けることが、
本当に合理的なのかは一度考えるべきです。
そして三つ目が、
副業によって別の軸で収入を得る方法です。
本業とは異なるスキルを身につけることで、
収入源を分散させると同時に、
人的資本の幅を広げることができます。
重要なのは、
今の自分の状況において、
最も人的資本を高められる選択はどれかを考えることです。
時間の使い方がすべてを決める
時間をかければ収入は上がる(でもそれだけ)
ここで一つ、誤解されやすいポイントがあります。
それは、
「時間をかければ収入が上がる」という考え方です。
これは、半分は正しいです。
実際に、
残業を増やせば、
その分だけ収入は増えます。
でも、それはあくまで
「今月の収入が増える」だけの話です。
収入ではなく「価値」を高める
問題は、
それが自分の人的資本を高めているかどうかです。
もし、
どれだけ時間をかけても
同じ仕事を繰り返しているだけなのであれば、
その時間は
収入は生むが、価値は積み上がらない時間になってしまいます。
一方で、
すぐに収入につながらなくても、
新しいスキルを身につける
より価値の高い業務に挑戦する
将来につながる経験を積む
こういった時間の使い方は、
短期的な収入は増えなくても、
長期的には大きなリターンにつながります。
ここで大切なのは、
時間の使い方を
「収入を得るための時間」として見るのではなく、
「価値を高めるための投資」として見ることです。
会社員の場合、
どうしても「時給」の発想に引っ張られがちです。
長く働けば収入が増える。
だから、時間を使うことが正しい。
そう考えてしまう。
でも本質は逆です。
収入は、時間ではなく価値に対して支払われています。
同じ1時間でも、
価値を生まない1時間と、
価値を高める1時間では、
将来に与える影響がまったく違います。
だからこそ、
目先の収入ではなく、
その時間が将来の自分の市場価値につながるのか。
この視点で、
時間の使い方を判断する必要があります。
選択のあとに、努力がある
ここまでの話を整理します。
重要なのは、
「努力すれば報われるかどうか」ではなく、
「どこに努力を使っているか」です。
努力には、大きく2種類あります。
ひとつは、
正しい選択をするための努力(知識を身につけること)
もうひとつは、
選んだ道で成果を出すための努力(行動・継続)です。
この2つは、どちらも欠かすことができません。
ただし、
順番を間違えると、努力は簡単に無駄になります。
たとえば、
十分な知識がないまま選択をしてしまうと、
どれだけ頑張っても、方向がズレている可能性があります。
逆に、
正しい方向を理解したうえで選択できれば、
同じ努力でも結果は大きく変わります。
つまり、
努力の価値は、選択によって決まるということです。
そしてもう一つ重要なのは、
選択したあとに、行動しなければ何も変わらないということ。
知識だけでは、現実は変わりません。
選んだ方向に対して、
実際に時間を使い、行動し、積み重ねていく。
ここで初めて、人的資本は高まっていきます。
だからこそ、
まずは正しい選択をするために学び、
そのうえで、選んだ道に対して努力を積み重ねる。
この順番が大切です。
現状認識がすべてのスタート
ここまで読んでいただいて、
「じゃあ、まず何をすればいいのか」と思った方もいると思います。
最初にやるべきことは、シンプルです。
自分の現状を、正しく認識すること。
多くの人は、
「頑張ればなんとかなる」と考えます。
でも実際には、
現状を正しく把握できていないままの努力は、
方向がズレてしまう可能性があります。
どれだけ時間をかけても、
そもそも進む方向が違っていれば、
望む結果には近づきません。
だからこそ重要なのは、
「どこに向かうか」よりも先に、
「今どこにいるか」を知ることです。
そしてもう一つ大切なのは、
現状認識は「なんとなく考える」だけでは意味がないということ。
頭の中でぼんやり考えるのではなく、
言葉にして整理すること。
ここまでできて初めて、
次の選択の精度が上がっていきます。
収入はゴールではない
ここまで、
収入や人的資本の話をしてきましたが、
一つ、忘れてはいけないことがあります。
収入そのものは、ゴールではないということです。
収入はあくまで、
選択肢を増やすための手段です。
・働き方を選べる
・時間の使い方を選べる
・住む場所を選べる
こうした自由を手に入れるためのものです。
極端な話、
収入だけが増えても、
時間がなく、選択肢がない状態であれば、
それは本当に豊かとは言えません。
だからこそ大切なのは、
収入を増やすことではなく、選択肢を増やすこと。
そのための手段として、
人的資本を高めていくという考え方です。
まずはここから
では、
何から始めればいいのか。
やるべきことはシンプルです。
今の自分の立ち位置を、具体的に言語化すること。
たとえば、こんな視点で整理してみてください。
・自分は今、どの業界にいるのか
・その業界の平均年収はどれくらいか
・今の会社での収入の上限はどこにあるのか
・自分はどんなスキルを持っているのか
・そのスキルは他の会社でも通用するのか
・今の働き方を続けた場合、5年後・10年後はどうなっているか
そしてもう一つ。
今の生活は、自分で選んだ結果なのか。
ここも、一度立ち止まって考えてみてください。
正解かどうかは重要ではありません。
まずは、
「自分がどこにいるのか」を把握すること。
これができて初めて、
これからどこに向かうべきかを考えることができます。
そのうえで、
これからの選択を
“なんとなく”ではなく、
意識して選ぶようにする。
それだけで、
選択の質は確実に変わります。
まとめ
人的資本とは、
市場の中で自分がどれだけ価値を発揮できるか、ということです。
そしてそれは、
なんとなくではなく、
戦略的に高めていくものです。
大切なのは、
正しい選択をしたうえで、
努力を積み重ねること。
そして、
時間やお金の使い方が
本当に「投資」になっているのかを見極めることです。
次回予告
ここまでで、
人的資本を高めることで
収入を上げていく考え方を整理してきました。
では、その収入は
どう使えばいいのでしょうか。
人的資本は、働き続けなければ
価値を生み出し続けることはできません。
次回は、
人的資本を「金融資本」に変えていくという視点から、
自由に近づくための考え方を整理していきます。
本記事は筆者の個人的な見解・実体験にもとづく情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。特定の金融商品・サービスの購入を推奨するものではありません。

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