人的資本を金融資本に変える|働くかどうかを選べる状態に近づく方法

仕事中心の空間から開放的な空間へ進む人物のイメージ 家計・入金力

こんにちは、飛雄です。

ここまでで、

収入は「構造」によって大きく左右されること。
そして、「選択」が未来を変えることをお伝えしてきました。

人的資本の考え方から整理したい方はこちら
人的資本とは何か

では、その選択をするときに、
何を基準に判断すればいいのでしょうか。

僕はこう考えています。

人的資本を高めることにつながるかどうか。

これを判断軸にするべきです。

そしてもう一つ、

人的資本には、決定的な特徴があります。

人的資本は、時間とともに減少していくということです。

どれだけスキルや経験を積み上げても、
働き続けなければ価値を生み出すことはできません。

年齢とともに、体力や選択肢も少しずつ制約を受けていきます。

だからこそ、

人的資本だけに依存し続ける状態は、
長期的に見れば不安定です。

では、どうすればいいのか。

答えはシンプルです。

人的資本で得た収入を、金融資本に変えていくこと。

これによって、

働き続けなくても価値を生み出す仕組みを
作ることができます。

人的資本をどう高め、戦略的に積み上げるかはこちらで解説しています
人的資本戦略|収入を最大化するための考え方

金融資本とは何か

では、

金融資本とは何か。

自分が働かなくても、価値を生み続ける資産のことです。

たとえば、

・株式
・株式に分散投資する投資信託

こういった資産は、

自分が働いていない時間でも、

企業の成長や経済活動によって、
価値を生み続けます。

人的資本は、

自分の時間と引き換えにしか
収入を得ることができません。

一方で、

金融資本は、

自分の時間を使わずに価値を生み出すことができます。

つまり、

人的資本と金融資本の違いは、

「時間に縛られるかどうか」です。

そして重要なのは、

この2つは対立するものではなく、

連携させることで最大の効果を発揮するということです。

人的資本で収入を得て、
その一部を金融資本に変えていく。

そうすることで、

「働き続けなければならない状態」から、
少しずつ距離を取ることができるようになります。

なぜ投資が合理的なのか

では、

金融資本を築くために、
なぜ「投資」が必要になるのでしょうか。

投資は、最も再現性の高い資産形成の手段だからです。

まず一つ目は、

現金のままでは、
資産は守れないという事実です。

これまで日本は、
長いデフレの時代が続いてきました。

しかし本来、

経済は成長し、
物価は上がり続けるものです。

つまり、

現金のままでは、
価値は相対的に下がっていきます。

たとえば、

昔は100円で買えていた缶コーヒーが、
今では160円になっています。

同じ100円でも、
買えるものは減っている。

お金の価値が約4割下がった。

これがインフレです。

次に、

株式投資はプラスサムであるという点です。

短期の売買は、

誰かの利益が誰かの損失になる
ゼロサムの世界です。

一方で、

長期投資は違います。

企業は利益を生み出し、
経済は成長し続けます。

その成長の一部を受け取るのが、
長期投資です。

つまり、

全体として価値が増えていく
プラスサムの世界です。

そして三つ目は、

再現性が高いということです。

投資はギャンブルだと言われることがあります。

ただ正確には、

株式市場で「ギャンブルをすることもできる」というだけです。

短期的な売買で大きな利益を上げる人もいますが、

そういった人は目立ちやすい一方で、

その裏には、
うまくいかなかった多くの人がいるという事実があります。

にもかかわらず、

「自分も同じようにできるのではないか」と感じてしまう。

これは、

成功した一部の事例だけが目に入り、
全体を正しく認識できなくなる

いわゆる生存者バイアスの影響です。

一方で、

長期の分散投資は、

特別な才能や運に依存せず、

同じ行動を取り続けることで、
結果が収束していく構造になっています。

だからこそ、

再現性が高い方法だと言えます。

ここまでをまとめると、

・現金はインフレで目減りする
・長期投資はプラスサムである
・再現性が高い

この3つの理由から、

投資は、

「前提として組み込むべきもの」になります。

投資のリスクを正しく理解する

ここまでで、

投資の合理性は
理解できたと思います。

それでも、

行動できない最大の理由は、

「リスクが怖い」という感情ではないでしょうか。

ここで整理しておきます。

リスクとは、「損をすること」ではありません。
価格が上下に変動する“振れ幅”のことです。

そしてもう一つ、

多くの人がつまずくポイントがあります。

投資を始めた直後が、最も含み損を抱えやすい。

これは、

仕組み上ほぼ避けられません。

ここで不安になり、
やめてしまう人が多い。

しかし、

それは失敗ではなく、
プロセスです。

だからといって自分の許容範囲を超えて投資してしまうと、

下落したときに耐えられず、
途中でやめてしまう可能性があります。

それこそが、

最も避けるべき失敗です。

まずはここから

では、

何から始めればいいのか。

少額でいいので、投資を始めること。

完璧に理解してからでなくていい。

やりながら理解していく方が、
確実に身につきます。

ここで一つ補足しておきます。

最適なポートフォリオが決まっているのであれば、
一度に投資する方が、数字上は合理的です。

ただし、

それで続けられなくなってしまっては意味がありません。


投資をするなら、

制度は最大限活用するべきです。

日本には、

投資の利益に税金がかからない制度があります。

それが、NISAです。

ただし重要なのは順番です。

投資をするかどうかが先で、
NISAはその手段です。

あとはシンプルです。

・長期で
・分散して
・継続する

これだけです。

重要なのは、

「やるかどうか」です。

少額でも始めれば、

その瞬間から未来は変わり始めます。

まとめ

ここまで、

全5話にわたって整理してきました。

収入は構造で決まり、
未来は選択で変わる。

その中で、

人的資本を高め、
金融資本へと変えていく。

そして最終的に目指すのは、

働くかどうかも含めて、
自分で選べる状態です。

これが、

経済的自立です。

特別な才能は必要ありません。

必要なのは、

正しい知識と、実際に行動すること。

まずは小さく。

その一歩が、

未来を変える最初の選択になります。

シリーズ全体を通して整理したい方はこちら

人的資本とは何か|知らないまま社会に出るリスク
収入はなぜ差がつくのか|構造で理解する収入格差
選択が未来を変える理由|後悔しない判断の考え方
人的資本戦略|収入を最大化するための考え方

【免責事項】
本記事は筆者の個人的な見解・実体験にもとづく情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。特定の金融商品・サービスの購入を推奨するものではありません。

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