インド株を買うと決めた。あとは、どのファンドを選ぶか——ここで手が止まる人は多いです。
先に、僕の立場を書いておきます。
僕自身は、インド株を勧める側の人間ではありません。
そもそも買うべきか、単一国への集中投資をどう考えるか——そこは別の記事に書きました。
この記事は、それでも「買う」と決めた人に、後悔しないファンドの選び方を渡すための記事です。
決めた人の迷いは、2つに絞れます。「どのファンドを選ぶか」と「どの枠で買うか」です。
答えを出すために、2026年7月時点の投資信託協会の基準価額(11本すべてがそろう2024年12月〜2026年7月)を全部並べました。
結論から言います。
信託報酬の安い順に選ぶと、失敗します。
詳細は免責事項をご覧ください。
結論:インド株で迷ったら、この2本+「成長投資枠」でOK
11本の全体像(表)
| ファンド | 信託報酬(税込・年率) | 純資産 | 連動指数 | iFreeNEXTとの差(1年7ヶ月の累計) |
|---|---|---|---|---|
| 楽天・インド株Nifty50インデックス | 0.308% | 391億円 | Nifty50 | +0.29pt |
| SMTAMインド株式インデックス・オープン | 0.308% | 73億円 | Nifty50 | +0.17pt |
| iFreeNEXT インド株インデックス | 0.473% | 1,348億円 | Nifty50 | 基準(0) |
| インド株インデックス(大和) | 0.98% | 59億円 | Nifty50 | ▲0.76pt |
| (アムンディ・インデックスシリーズ)インド株 | 0.28% | 24億円 | Nifty50 | ▲0.81pt |
| eMAXIS インド株式インデックス | 0.44%以内 | 250億円 | Nifty50 | ▲1.55pt |
| auAM Nifty50インド株ファンド | 0.297% | 73億円 | Nifty50 | ▲1.65pt |
| たわらノーロード インド株式Nifty50 | 0.2805% | 20億円 | Nifty50 | ▲2.35pt |
| インデックスファンドNifty50(インド株式・アモーヴァ) | 0.89% | 11億円 | Nifty50 | ▲3.09pt |
| SBI・iシェアーズ・インド株式(サクっと) | 実質0.3138%程度 | 770億円 | BSE SENSEX | ▲2.18pt |
| SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス | 実質0.2538%程度 (信託報酬は0.0638%) | 55億円 | FTSE India 30/18 Capped | +1.90pt |
※ 純資産・基準価額は2026年7月24日時点(投資信託協会)。「差(累計)」は、11本すべてがそろう2024年12月11日を起点に、純資産最大のiFreeNEXTと比べて、基準価額が実際に何ポイント差ついたか(1年7ヶ月の合計)。
過去にこうだったという記録であり、将来の順位を示すものではありません。
やってはいけないこと/やらなくていいこと
- 信託報酬の安い順に、上から選ぶ(名目最安級のたわら0.2805%・アムンディ0.28%・auAM0.297%が、そろって下位に沈みました)
- 「いちばん増えていたファンド」を選ぶ(+がいちばん大きいSBI-FTは、運用が上手いのではなく連動する指数が違うだけです)
- 「つみたて投資枠で買えるか」で探す(インド株インデックスには存在しません)
- 設定来リターンの順位で選ぶ(11本は設定日が違うので、そのままでは比較になりません)
- 「コンマ数%安いから」で、小さく新しいファンドに乗り換える
👉 なぜそう言い切れるのか、ここから先がその根拠です。
大前提:インド株インデックスに「つみたて投資枠」の選択肢はない
オルカンやS&P500と違い、Nifty50もSENSEXもつみたて投資枠の「指定インデックス」には入っていません。だから上の11本は、全部が成長投資枠専用です。
つみたて投資枠でインド株を買おうとすると、指定インデックス以外の枠(アクティブファンド)に入っている商品——iTrustインド株式などになります。
信託報酬は年1%近く。
「つみたて投資枠で買えるほうが安心だから」という理由でそちらを選ぶと、コストは3倍以上になります。
NISAでインド株を買いたければ、成長投資枠で買う。ここは選択の余地がないので、迷わなくていいポイントです。
NISAで買えるインド株インデックスは、11本存在する
NISA成長投資枠の対象で、インドの株式市場を広くカバーするインデックスに連動する投資信託——この条件で数えると11本です。
除いたのは、①アクティブファンド(iTrustインド株式など。指数に連動させる商品ではない)②インド関連の特定テーマ・業種型。
なお、レバレッジ型はそもそも成長投資枠の対象外です。「インドの株式市場をまるごと持つ」という目的から外れるものは、比較の土台に乗せません。
11本の連動指数は3系統に分かれます。
- Nifty50(9本)/インド国立証券取引所(NSE)の大型50社。浮動株調整後の時価総額加重
- BSE SENSEX(1本=SBIサクっと)/ボンベイ証券取引所の30社
- FTSE India 30/18 Capped(1本=SBI-FT)/243銘柄で、約4分の1が中型株(2024年10月末時点)。構成比率に上限が設けられている
ここで重要なのは、後ろの2本は対象ファンドが1本ずつしかなく、「優劣を比べる相手ではない」ということです。
中身の指数が違えば結果が違うのは当たり前で、それは運用の上手下手ではなく別の賭けです。
そのうえで、11本を「iFreeNEXTと比べて何ポイント差がついたか」の順に並べたのが次の図です。
iFreeNEXTを基準(0)に置いたのは、純資産が最大で“物差し”に使いやすいから。お手本という意味ではありません。
測りたいのは11本の間の差で、基準をどれに置いても順位は変わりません。

信託報酬の順番と、まったく一致していません。
インド株の生チャート比較は“騙される”
同じ指数に連動するファンドを比べるとき、僕は信託報酬の数字ではなく基準価額そのものを見ます。
理由は単純で、信託報酬も監査費用も売買委託手数料も、全部が毎日、基準価額から引かれているからです。
運用の下手さも、そこに含まれます。
予告の数字(信託報酬)ではなく、結果の数字(基準価額)を見るほうが正確です。
ではその基準価額を、11本まとめて重ねてみます。

短い期間では、ほぼ1本の線に重なっています。
同じインドの株を同じように買っているので、当然こうなります。
ついでに分かるのは、この1年7ヶ月、インド株そのものが軟調だったということ。
11本そろって右下がりです。
右端では、線が離れてきています。
下の数本は、この図のままでも「候補から外す」判断ができるくらい離れました。
それでも上位付近は何本も重なっていて、「どれでも同じかな」と思ってしまうかもしれません。
上位のどの線が、どれだけ離れているのか——それはこの図からは読み取れません。
20%の上下の中に、数%の差が埋もれてしまうからです。
だから、この見た目で「どれが優秀か」を判断してはいけません。
差だけを取り出すと、“傾き”で本当の差が見える
だから、いちばん規模の大きいiFreeNEXTを基準線(0)に置いて、差だけを引き算します。

図の読み方を先に。
各ファンドの線は「iFreeNEXTとの差」で、右肩下がりなら遅れ、横ばいなら並走です。
この線に定規を当てて出したのが傾き(年あたり何ポイント)。
もう一つ、R²という数字を添えました。
「その傾きが一直線かどうか」の度合いで、1に近ければ積み上がり続ける本物の差、0に近ければ行ったり来たりのブレです。
この2つで、3つのことが読み取れます。
① 楽天・SMTAM・iFreeNEXTの3本だけが、1年7ヶ月ほぼ同じペースでした。
傾きは+0.31/+0.12/基準(=0)です。
ここで「年0.3%なんて誤差でしょう」とは言いません。年0.3%は、20年で6%を超える差になります。
この記事でわざわざ基準価額を1日単位で比べているのは、その0.3%を拾うためです。
それでも、この3本の間の±0.3ptは選ぶ材料にしません。
楽天とSMTAMのR²は0.46——一直線ではなく、上に出たり下に沈んだりした結果、いまこの値に落ち着いているだけです。
来年は符号が逆でも不思議はありません。
積み上がる差なら0.3%でも拾う、ブレなら拾わない。
警戒すべきは、差が積み上がり続けた下の組のほうです。
② 下の5本は、1年7ヶ月かけて一直線に剥がれていきました。
剥がれる、というのは「先頭集団との差がじわじわ開き続けた」という意味です。
アモーヴァ▲2.14/たわら▲1.49/auAM▲1.18/eMAXIS▲1.05/アムンディ▲0.99(いずれも年ポイント)。R²は0.69〜0.88——ブレではなく、構造的な遅れです。
ただしここは、正直に書いておきます。
この剥がれ方は、直近では止まりつつあります。
直近6ヶ月だけで傾きを測り直すと、たわら・auAM・eMAXISはほぼ横ばい、アムンディは少し戻してさえいます。
つまりこの遅れの大部分は、設定直後の規模が小さい時期に先に段差としてついた差で、その後は並走に近づいている——これが実態です。
では「もう追いついたのなら、安いこっちを買えばいい」のか。
僕はそうは考えません。
理由は2つ。
第一に、傾きが寝るのは「これ以上開かない」であって、開いた差が埋まるわけではありません。
▲2ptの段差は、▲2ptのまま残ります。
第二に、いつ寝るかは事前に分かりません。
最初から寝ている3本を買えば、その“入場料”を払わずに済みます。
そして1本だけ、いまも寝ていないファンドがあります。
大和のインド株インデックス——直近1年に区切っても年▲0.47・R²0.99で、教科書どおりに剥がれ続けています。
段差はいつか止まりますが、コスト由来の傾きは止まりません。
この記事でいちばん覚えて帰ってほしい区別が、これです。
③ SBIの2本の上下は、指数の軌道差。
サクっと(破線)は▲1.92ですがR²は0.59、SBI-FT(点線)は+1.96でR²0.26。
どちらも一直線ではありません。
SENSEXやFTSE指数がNifty50とは違う道を通った、というだけの話で、運用の優劣ではありません。
いちばん増えていたSBI-FTに、飛びつかない
11本でいちばん成績が良かったのは、SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス(累計+1.9pt)です。
信託報酬0.0638%は11本で最安。
普通に見れば「これが正解」に見えます。
でも僕は、この記事の候補に入れませんでした。理由は3つあります。
理由1:勝ったのは運用ではなく、指数です。
このファンドが連動するFTSE India 30/18 Capped Indexは243銘柄で、約4分の1が中型株(2024年10月末時点)。
大型50社だけのNifty50とは、そもそも中身が違います。
「中型株を含む指数が、この1年7ヶ月は大型50社より強かった」——それが+1.9ptの正体です。
運用会社の腕ではありません。
理由2:その差は、続く根拠がありません。
このファンドの線は、行きと帰りで別物です。
2026年1月末の時点では、累計▲1.4ptの“負け”でした。
そこから半年で+3.3pt急伸し、符号ごとひっくり返って、いまの+1.9ptがあります。
R²0.26という低さは、この行ったり来たりの跡です。
半年前に同じ表を作っていたら、SBI-FTは“負け組”に見えていた——この一点だけでも、この+1.9を当てにできない理由としては十分だと思います。
僕がこの記事全体で使っている判断基準は、「その差は何に由来するか」の一点です。
- コストに由来する差(大和)→ 毎日必ず引かれるので続きます
- 指数の軌道に由来する差(SBI-FT・SBIサクっと)→ 大型が強い年も中型が強い年もあるので続く根拠がありません
過去に大型より中型が強かったからといって、次の10年も同じとは限りません。過去のリターン順で選ぶのは、いちばん危ない選び方です。
理由3:「信託報酬0.0638%」は、負担の全額ではありません。
このファンドの目論見書上の実質的な負担は年0.2538%程度——表示の信託報酬の4倍です。
差の分は、投資先を通じてかかる費用です。
信託報酬の数字だけで「最安」と判断すると、こういう構造を見落とします。
そして実質的な負担で見れば、もう0.3%前後の他のファンドと大差ありません。
そのうえで、公平に書いておきます。「50社ではなく、中型まで含めてインドの株式市場をまるごと持ちたい」——そう言える人には、243銘柄という広さは筋の通った選択です。(ただし純資産55億円・設定2024年10月=実績1年9ヶ月という点は、後で述べる繰上償還の話と合わせて考えてください)
言い換えれば、選ぶ理由は「243銘柄の指数がいいから」でなければならず、「+1.9だったから」ではダメということです。
この方法が正しく測れている証拠
11本の中に、答え合わせができるファンドが1本あります。大和の「インド株インデックス」(信託報酬0.98%)です。
iFreeNEXTとのコスト差は 0.98 − 0.473 = 0.51pt。
そして実測の傾きは年▲0.48pt、R²は0.99——ほぼ完全な直線です。
コストの差だけで、遅れがきれいに説明できてしまう。
高コストなファンドが理屈どおりに負けている、教科書のような例です。
つまりこの見方は、実質コストをちゃんと拾えています。だからこそ、次の事実が効いてきます。
効いているのは、信託報酬ではなかった
指数が同じNifty50の9本で相関を取ると、こうなりました。
- 信託報酬 と 傾き:相関 ▲0.27(ほとんど関係がない)
- 純資産の大きさ と 傾き:相関 +0.73(はっきり関係がある)
名目最安のたわら(0.2805%・20億円)が年▲1.49、いちばん高いiFreeNEXT(0.473%・1,348億円)が基準の0。表面の信託報酬では、順番を説明できません。
ただし、規模だけで割り切れる話でもありません。
SMTAMとauAMはどちらも純資産73億円ですが、SMTAMは+0.12で先頭集団に並び、auAMは▲1.18の遅れを積みました。
規模のほかに効いているのは、器の作りです。
同じ指数でも、現物株を直接買うのか、先物を使うのか、海外ETFを通すのかで運用の中身は違います。
そしてその差は、信託報酬の表示には出てきません。
僕がここで線を引く場所はこうです。信託報酬は「予告」であって「請求書」ではない。請求書は基準価額に出る。
だから比べるのは基準価額のほうです。
運用成績で選べないなら「規模」と「使い勝手」で選ぶ
先頭集団の3本(iFreeNEXT・楽天・SMTAM)の差は、実質ゼロです。成績で選べないなら、次に見るのは規模です。
理由は2つあります。
1つ目は、コストへの影響。
さっき見た「純資産と傾きの相関+0.73」は、まさにこれです。
監査費用や事務コストには固定費の性格があり、純資産が大きいほど1口あたりの負担は薄まります。
規模が大きく、今後も増えていくファンドは、実質コストが下がる方向。
逆に小さいままのファンドは、信託報酬に現れないコストがかかり続ける可能性が高い——傾きの差が続きやすい、ということです。
2つ目は、繰上償還。
投資信託には「純資産や口数が一定を下回ったら、運用をやめて清算できる」という条項が信託約款に入っています。
強制的に売却された扱いになるので、NISAの非課税枠を使ったまま、自分の意思とは関係なく利益確定させられる——インド株のような長期前提の資産で、これはいちばん避けたい事故です。

11本の純資産は、上が1,348億円、下が11億円です。この差は「コンマ数%の信託報酬」より、はるかに大きな意味を持ちます。
アモーヴァ11億円・たわら20億円・アムンディ24億円——この規模帯を、20年持つ前提の口座に入れる理由は、僕には見つかりません。
結論を「3本」ではなく「2本」にしたのも、同じ理由です。
SMTAMは+0.12で成績に文句はありませんが、純資産は73億円。
同じ信託報酬0.308%で成績も互角の楽天が391億円ある以上、あえて小さいほうを選ぶ理由がないだけです。
「SBIで揃えたいから」は、選ぶ理由にならない
ここははっきり書きます。
「SBI証券を使っているから、SBIの投信で揃える」は選ぶ理由になりません。
iFreeNEXTも楽天・インド株Nifty50も、SBI証券で普通に買えます。
運用会社と証券会社を揃えたからといって、コストが下がるわけでも成績が良くなるわけでもありません。
そのうえで、SBI・iシェアーズ(サクっと)は純資産770億円。
規模だけなら11本の2位です。
ではこれを選ぶ理由は何か。
「BSE SENSEXという指数そのものが、自分の考えに合っている」——それしかありません。
僕自身は、その理由を強くは持っていません。
同じインドを持つなら、30社より50社のほうが分散が効くと考えるからです。
実際この1年7ヶ月では、SENSEXはNifty50に累計▲2.2pt負けていました(ただしこれは指数がたどった道の差で、来期も同じとは限りません)。
それでもSENSEXを選ぶなら、「インドの超大型株30社に絞って持ちたい」という積極的な理由が言えるかどうか。
言えないなら、Nifty50の2本にしておくほうがすっきりします。
いずれにしても避けたいのは、「知らずに、Nifty50ではないものを買っていた」という状態です。
すでに下位のファンドを持っている人へ
慌てて売る必要はありません。
開いてしまった段差は、どこに乗り換えても戻ってこないからです。
現実的なのは、これから積み立てる分だけを、上位の2本に切り替えること。
NISA内の売却は非課税枠の再利用が翌年になるなど小回りが利かないので、この記事の比較は「買う前に」使うのがいちばん安上がりです。
そもそも保有分を売るかどうかは、ファンドの優劣ではなく「インドに賭け続けるか」の話です。それはハブ記事のほうで考えてください。
それでもインドは“単一国集中”——最後は握力がすべて
ここまでファンドの選び方を書いてきましたが、最後に一つだけ。インド株は、1つの国の株式に賭ける選択です。
見てきたとおり、この1年7ヶ月はインド株そのものが下がっていました。
11本すべてが下がっている図①が、その事実です。
しかもこの期間中には、高値から2割近く下げる場面もありました。
ファンド選びをどれだけ精密にやっても、この上下は消えません。
年▲1ptの実質コスト負けを避ける話と、指数そのものが2割動く話は、桁が違います。
だから、選ぶ前にもう一度確認してほしいことがあります。
あなたがインドに賭けた理由は、「インドの成長を信じたから」ですか。それとも「流行っていたから」ですか。
そこを言葉にできていれば、下がったときに持ち続けられます。
できていないなら、金額を決め直すのが先です。

補足:高コスト勢と、新しいファンド
高コスト勢について。
大和の「インド株インデックス」は0.98%、アモーヴァの「インデックスファンドNifty50」は0.89%。
どちらも購入時手数料が最大3.3%(税込)かかる場合があり、販売会社によって条件が変わります。
同じ指数を0.3%前後で持てるいま、あえて選ぶ理由はありません。
新しいファンドについて。
たわら(2024年12月設定)・SBI-FT(2024年10月)・アモーヴァ(2024年10月)は、まだ設定から2年たっていません。
設定直後は規模が小さく、追随が乱れやすい時期でもあります——図②の“段差”は、まさにその時期についたものでした。
「新しくて安い」は、選ぶ理由としては弱いです。
コスト差が長期でどう効くかは、自分の金額で確かめるのが一番納得できます。
記事で比較した差(たとえばたわらの年▲1.49pt)が長期の資産額にどう影響するか、「年率コスト」欄に上乗せして入力すると、差の複利効果が体感できます。
まとめ:インド株は2本のどちらでも、枠は成長投資枠で
- インド株インデックスは11本。全部が成長投資枠専用(つみたて投資枠に選択肢はない)
- 信託報酬の安い順に並べても、実質成績の順番にならない。名目最安級の3本が、そろって下位に沈んでいた
- 買うならiFreeNEXT(純資産1,348億円)か楽天(0.308%・実質成績トップ)。どちらでも正解。成績で差がつかないなら、規模で選ぶ(繰上償還は、コンマ数%より重い)
- いちばん増えていたSBI-FT(+1.9pt)は、運用ではなく指数が別物。半年前なら“負け組”に見えていた——過去のリターン順では選ばない
- 判断基準は一つ。その差はコスト由来か(続く)/指数の軌道由来か(続く根拠がない)
- そして、ファンド選びより先に「なぜインドなのか」を言葉にしておく
ファンドを選び終えたら、やることはオルカンやS&P500と変わりません。あとは、長く持つだけ。
その「持ち続けるほう」がファンド選びの何倍も難しい——という話は、ハブ記事に書きました。
▼ 全世界に分散したい人へ
→ NISAのオルカン20本、どれを選ぶ?迷ったらこの2本でOK【実質コスト比較】
▼ 米国大型株で行きたい人へ
→ NISAのS&P500 19本、どれを選ぶ?迷ったらこの2本でOK【実質コスト比較】
▼ 成長指数に賭けたい人へ
→ NISAの「NASDAQ100」8本、どれを選ぶ?迷ったらこの3本でOK【実質コスト比較】
▼ そもそも持ち続けるか迷っている人へ
→ インド株、なぜ買ったのか正直に思い出してほしい|あなたが信じたのは”インドの成長”か、”ブーム”か
📚 “イメージではなく数字で選ぶ”が身につく1冊
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インド株のようなテーマは、「これから伸びる国」というイメージだけで判断が決まってしまいがちです。
ロスリングのこの本は、思い込みを一度置いて数字で世界を見る訓練になります。信託報酬の順番を疑って基準価額を見にいく——この記事でやったことも、結局は同じ作業でした。
僕自身、この記事の比較表を作りながら何度も「自分の思い込みはどっちだ」と確認する羽目になった、そういう1冊です。
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本記事は筆者の個人的な見解・実体験にもとづく情報提供を目的としており、投資・保険の勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。特定の金融商品・サービスの購入を推奨するものではありません。
