S&P500に投資することは決めた。
でも最後に迷うのがここです。
「同じS&P500なのに、なぜこんなに種類があるのか?」
「結局どれを買えばいいのか?」
この記事では、その答えをはっきり出します。
結論:迷ったらこの2本でOK
このどちらかを選べばOKです。
それ以上の最適化は、正直ほぼ誤差です。
この記事では、なぜこの結論になるのかを「実質コスト(=運用成績)」から説明します。
どっちを選べばいい?
結論をさらにシンプルにします。
・迷ったら → eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・楽天ユーザー → 楽天・プラス・S&P500
以上です。
ここで悩む時間は、リターンにほぼ影響しません。
やらなくていいこと
- 信託報酬の0.01%差で悩み続ける
- 新しいファンドを追い続ける
- 短期の成績で乗り換える
これらはすべて、リターンにほぼ影響しません。
というより、悪影響を及ぼす可能性の方が高いです。
重要なのは、
早く始めて、長く持つこと
なぜこの2本でいいのか?
理由はシンプルです。
同じ指数なら差は「コスト」だけ
そしてこの2本が最も優秀だから
コストは「信託報酬」だけではなく、隠れコストも含めた実質コストで考える必要があります。
そしてその結果は、すべて「基準価額(=運用成績)」に反映されます。
つまり、
実際の成績で比較するのが一番正確
ということです。
比較対象:NISAつみたて投資枠のS&P500連動ファンド
今回比較対象とするのはNISAつみたて投資枠で購入できるS&P500連動のファンドです。
その一覧がこちら

金融庁が厳選した長期投資向けファンドとはいえ、
S&P500だけで19本。
正直、多すぎます。
行動経済学でも、
「選択肢が多すぎると人は選べない(ジャムの法則)」
と言われています。
だからこそこの記事では、実質コストで絞り込みます。
実質コストで比較する(※読み飛ばしOK)
※ここからはデータの根拠です。結論だけ知りたい方は読み飛ばしてOKです。
投資信託の基準価額は、設定日が違うとチャートでの単純比較ができません。
そこで今回は、
- 最も古いファンドを基準に
- 日々の騰落率の差を累積
という方法で比較しています。
信託報酬や”隠れコスト”と呼ばれる
「運用してみないとわからないコスト」も最終的には基準価額に返ってきます。
基準価額の増減を直接比較することでトータルコストの優劣を明らかにしていきます。
【6年比較】長期で見ると差は無視できない
(※データ詳細:読み飛ばしOK)
ではまずは直近6年の運用成績を比較していきます。
つみたて投資枠対象ファンドで6年以上の実績があるのは6本。
これらの運用成績をグラフ化したものがこちら。

7本の中で最も純資産総額の大きい、
つまり一番人気の高いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が安定して上位にいます。
6年間で最大3%
年利に換算すると0.49%の差となります。
Slimのリターンを年利9%と仮定し、100万円を30年運用すると、
約170万円の差になります(1330万円ー1160万円)
同じ指数に投資しても、
ファンド選びだけでこれだけ差が出る
ということです。
【3年比較】やはりSlimが安定して強い
(※読み飛ばしOK)

3年でも傾向は同じ。
- eMAXIS Slimがトップ
- 次点でETFを直接購入するファンドが続く
ただし差は縮まっており、
「上位ならどれでもいい」に近づいています
【1年比較→直近5ヶ月】優秀なファンドは多いがSlimには勝てない
(※読み飛ばしOK)
1年比較

年利0.1%以内(黒線)で争うファンドが9本あります。
直近5ヶ月比較

年利換算0.1%で収まるファンドが6本に減少。
中でも楽天・プラスが粘っており、
- 純資産の増加
- 運用の安定
- コストの安さ
この3つにより、
Slimと並ぶ選択肢に
結論(再確認)
ここまでの比較をまとめると、
✔ 最優先
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
✔ 有力対抗
- 楽天・プラス・S&P500
この2本でOKです。
その他ファンドの位置付け

✔ 上位5本(実質どれでもOK)
- eMAXIS Slim
- 楽天・プラス
- My SMT
- たわら
- はじめてのNISA
このあたりは誤差レベル
※JAバンクは純資産額小さいため避ける
△ 選ばなくてもいい
- iFree
- iシェアーズ など
悪くはないが積極的に選ぶ理由なし
❌ 今からは選ばない
- 旧eMAXISシリーズ
- 農林中金 など
同じ指数で負ける理由を作るだけ
記事で比較したファンドのコスト差が、長期の資産額にどう影響するか確かめてみてください。
信託報酬の表示値だけでなく、運用報告書で確認できる実質コストを「年率コスト」欄に入力すると、より正確な影響が把握できます。
まとめ
S&P500は「アメリカ経済の成長」に乗る投資です。
だからこそ、
ファンド選びで無駄に悩む必要はありません
結論はシンプルです。
- 迷ったらeMAXIS Slim
- 楽天ユーザーなら楽天・プラスもあり
これで終わりです。
あとは、
早く始めて、長く持つだけ
まだ迷っている人へ
「S&P500でいいのか?」から迷っている場合は、
一度こちらの記事に戻って整理してみてください。

別の指数で選びたい人はこちら
👉 オルカンならどれがいい?

👉 ハイテク重視で行くなら

なお、NISAのつみたて投資枠は安全な商品に限定されていますが、特定口座では日本株4.3倍ブルのようなレバレッジ型も購入できます。仕組みと注意点はこちら。
→ 日本株4.3倍ブルはなぜ人気?仕組みと実績から長期投資に向かない理由を解説
本記事は筆者の個人的な見解・実体験にもとづく情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。特定の金融商品・サービスの購入を推奨するものではありません。

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